ravideの食育=食表現『感動体験をデザインする』

2025-05-12

「食べること」は「生きること」ー五感と感動体験の中で育まれるものー

私たち人間は、五感を通して世界を感じ、体で体験したことから思考を深めていきます。
その五感を働かせる体は、毎日私たちが口にする「食べもの」によってつくられているのです。

私たちが食べている食材は、自然からの大きな恵み。
人は自然の一部を食し、体を育み、思考し、そして社会を築いています。
心が動かされるような「感動体験」は、そんな日々の営みの中にこそ息づいています。

でも一方で、私たちの「食べる」という営みが、自然に大きな影響を与えているのも事実です。
何を選び、どう食べるか。
それは私たちの体だけでなく、自然や社会にも大きな影響を与えています。

だからこそ、食と真剣に向き合うことは、自然や社会と向き合うこと。
人と自然とのつながりを感じることなのです。

そして――
生きることは、食べること。

私たちは、食べることをやめてしまったら生きていけません。
でも、楽しくなければ続かないし、美味しくなければ楽しくない。

保育の現場では、こんな言葉があります。
「保育所の保育は、子どもが現在を最も良く生き、望ましい未来を作り出す力の基礎を培うために行わなければならない」
この言葉のとおり、私たちは子どもたちにとって「最もよい食環境」とは何かを考えなければならないと思うのです。

今や、「食」を抜きに保育は語れません。
子どもたちには、「食を楽しみ続けられる人」になってほしい。
そのためには、食を通じた「感動体験」が必要なのです。

○食育を「生活」と「遊び」として考えよう

生活を「連続的・有機的な営み」、遊びを、主体・探究・創造・没頭・協働的」な営みと捉え、次の点を大切にする

豊かな生活と遊びが乳幼児教育、そのものです。生きることは、食べること。ravideの食育では、生きるために最も重要な営みである「食」について、体験・体感的な遊びを通して学んでいきます。
生活とは日常的な営み。園での生活、家庭と園での食事に寄り添う食育、繋がりと文脈のある食育を大切にしています。食育が遊びとして日々に馴染んでいくことで、それもまた日常となり、生活になるように。家庭の食事、園での食事、食育の3つが有機的に結びつく営みとなることがデザインされた提案をしていきます。そうして育っていく食を楽しみ続ける力は、「生きる力」になっていきます。

○ravideの食育=食表現のポイントを簡単にまとめてみました

 ・食育では、家庭や給食で用いる、旬の食材や身近な調理方法を一つ一つ丁寧に取り扱うことで、子どもたちの興味関心を深めます。食という同じ営みによって繋がっていくその「感動」を、日常の生活でも活かしましょう。

・家庭や園での食卓において、保護者や保育士、子ども同士での会話に、旬の食材や調理方法の話題を取り入れてみよう。その際には、以下のように「問いかけること」から、子どもの思考を促し、ともに考える姿勢を大切にしましょう。「この料理にはなんの食材が使われているかな?」「これはどんな風に作ったんだろう?」「この前の食育は何をしたんだっけ?」「どんな味がする?調味料は何かな?」

・食について感じたこと、思ったこと、考えたことを話してみよう。受容的、共感的な対話がアート思考を育みます。

簡単な調理、味付けや盛り付けを子どもに任せてみよう。例えば、朝の食パンをトースターで焼くだけでも子どもは喜んでやるでしょう。トースト一つでも、何枚切りかの厚さ、常温なのか冷凍か、または季節や湿度によって焼き上がりが変化します。毎日繰り返すことで、子ども自身で気づくことがあるでしょう。また大人から無言の提案をしてみても面白いですね。

・主体:遊びたいから遊ぶ、食べたいから食べる。食育はやりたい子どもが参加する。遊びと食は頑張るものではなく楽しむもの。食は子どもの最大の興味事であるからこそ、自然に意欲が唆られる。

・探究・創造・没頭:時間・空間・物的な余裕ある環境設定をする。子どもの表現、感覚、創造に大人が干渉し規定しない。自由と余白のある提案を大切にする。

・協働:大人も子供も共に楽しもう。楽しめることが増えていくこと、豊かな生活を自ら営んでいけること、それを育ちと捉えよう。

今だけravideの食育=食表現を1回、無料で試すことができます!実践園の見学も随時受け付けています!ぜひお気軽にお問い合わせください。