ravideの食育=食表現『子どもたちへ本物を』
料理人の中でも限られた人しか関係性を持つことのできない、信頼する仲卸業者さん、生産者さんから届く旬の食材。それらを用いて、保育者と対話しながら、子どもたちの興味・関心に寄り添い、その時々に合わせた内容と方法で食育を変化させ、提案しています。
「旬を味わう」ということ
子どもたちは、食材を最も美味しく味わえる時期「旬」の、最も美味しい状態で、最も素材そのものの味を感じられる方法で調理されたものを食べたことがあるでしょうか?
「美味しい旬の食材を味わうこと」それこそが豊かな食環境であり、なによりの食育であると、私たちは信じています。
生産者さん、仲卸業者さん、料理人、保育士、そして保育園と子どもたちが繋がることで生まれる、唯一無二の食育。その価値を、実感を持って伝えていきたいのです。
体験を通して学ぶ、食の豊かさ
子どもたちの五感を使った体験を大切にしながら、次のような流れで食育を行っています。
① 五感を用いて観察してみよう
見る・触る・嗅ぐ・聴く・味わう。五感をフルに使って食材と向き合います。
↓「光にかざして観察してみよう」そんな提案もしてみます。↓

↓季節ごとに給食で用いる身近な食材の、スーパーには並ばない「食材の本来の姿」を観察します↓

② 素材が活かされる調理・味つけで食べてみよう
できる限りシンプルに、食材そのものの味を感じられるように調理します。
③ 同じ食材でも様々な種類があることを知る
観察し、食べ比べながら、子どもたちと多様性について話し合います。
例:様々な種類のキノコを食べ比べてみる

④ 同じ食材をいくつかの調理方法で食べ比べる
茹でる、焼く、揚げる……調理方法によって変化する味や食感を体験します。
例:旬のじゃがいもを調理方法別に比べる
⑤ 同じ食材・同じ調理方法で、味つけを変えてみる
調味料の違いによる味の変化に気づくことも、豊かな学びになります。
例:キノコを塩と醤油で味つけして食べ比べる
⑥ スーパーで同じ食材を買って食べ比べる
食育で用いる食材と同じものを、子どもたちと一緒に最寄りのスーパーで購入し、どちらが美味しいと感じるか共有します。
ここでは「アート思考」が大切です。
「自分たちで買ってきたからスーパーの方が美味しい」
「市場から取り寄せた方が味に深みがある」
どんな意見もOK。
子どもも大人も、同じ立場で自由に語り合うことが学びの場になります。
買い出しという営みそのものが協働性、社会性、問題解決力、文字や数への興味などさまざまな育ちを誘います。
自分の“好き”を見つける時間
こうした体験を重ねるうちに、子どもたちの口から
「この食材はこの調理方法で、この味つけが良いんだよ〜」
というような言葉が自然と出てくるようになります。
これは、子どもたちが自分の「好み」や「感じ方」を言葉にできるようになる大きな一歩です。

食を通して季節を感じる
食という大きな実体験を通して、子どもたちは季節を感じ取ります。
保育環境と結びつけて、食にまつわる掲示や展示、食×アートの活動として展開していくことも大切にしています。食は生きる力を育むもの。知識伝達的な営みではなく、五感と感性で「体験を通して感じ取る」環境づくりが、これからの保育においてますます重要になっていくと考えています。
子どもたちへ、本物の食を。
魅力的な食材、面白い提案、安心して表現し合える人間関係。私たちがデザインするのは、社会とつながる食の楽しみ「感動体験」。
今だけravideの食育=食表現を1回、無料で試すことができます!実践園の見学も随時受け付けています!ぜひお気軽にお問い合わせください。