ravideの食育=食表現「なぜ、いま食育なのか③」

2025-04-25

前回②部「日本の生産者さんとの協働」こちらからご覧ください。

③食体験=アート思考×持続性=「食表現」という概念

正解のない問いに自分なりの思考を持つこと。自分なりの問いをたてて自由に発想、表現し問題解決をすること。それらを「アート思考」とよびます。そんな「創造性」、「探究性」、人と影響し合い表現し合うことも含めた「協働性」を育んでいくことが、教育の中で大切なこととして謳われるようになり、さまざまなアートワークが実践されています。しかしながら、どんなアート作品もいつか飾らなくなった時、使わなくなった時、捨てる時がきた時、それは「ゴミ」になります。もちろん造形表現が子どもたちの育ちに大きな影響を持つことは私たちも承知していますし、アートがもたらす生活の彩や潤いも知っていますし、私たちも子どもたちの造形表現に触れることは大好きです。

ここで言いたいことは、そうしたアートワークは、非常に贅沢な営みだということに、自覚的になることが重要だということ。そして、実はいわゆる「作品づくり」ではなく、生活に必要な「ものづくり」や、「食の営み」の中にも、いや、その中にこそアート体験は詰まっているということを知って欲しいと思っています。

ravideの提案は食を通して、アート思考を育む「アート体験」を提案するものです。食材観察、調理、料理、共食の過程で、単に食材に対する知識を得たり、クッキングに親しんだりするだけでなく、それら一つ一つについて、自然社会と絡めた問い立てをしたり、切ったり盛り付けたりすることで作品をつくったり、調理科学の視点から発見・探究したりします。

そうした一つ一つの「過程」で感じたこと、思考したことを共有しあったり…食体験を通して「アート思考」を育み、最後には、作品を食べることができる、そんな「アート食育」を提案しています。作りあげた作品を最後は食べることができる。そして①部の冒頭でも記したように、食したものを原動力に変え、また次の「表現」をつくりだしていく。だからこそ私たちは、「食×アート」は「持続可能なアート活動」であると考えています。「食べる」という行為は「食を楽しむこと」の一部分にすぎないのです。私たちはこの「食×アート」の営みを、一般的な食育と一線を画す提案として「食表現」と呼んでいます。

ravideは①子どもの姿、②社会的背景、③教育的効果、これら3つの視点から、より良い食育体験を子どもたちに届ける必要性があると考え、食を通した「感動体験」を、子どもから大人まで全ての人へ提案しています。

今だけravideの食育を1回、無料で試すことができます!ぜひお気軽にお問い合わせください。