保育園で田んぼ作り🌾

2025-04-24

保育園での食育活動で簡単に行いやすいのが野菜や米、ハーブなどを育てる栽培活動です。

現在、地方と都市とでは子ども達が自然に触れ合える環境に大きな差があり、栽培を通した食育活動の重要性はとても高まっています。野菜や果物がどのように実のか、種から収穫するまでがどれほど大変で難しいのか。

本やネットから子ども達でも得られる情報は多いと思いますが、2次情報ではなく実際に自分の体を使い体感した情報「1次情報」を乳幼児期に得られることで非認知能力が育つはずです。

保育園での食育:子どもたちと一緒に稲作や野菜を栽培する

  • 食育の重要性と目的
  • 栽培活動が子どもたちに与える影響

2. 栽培活動のメリット

  • 食材への関心と理解の促進
  • 自然とのふれあいと観察力の向上
  • 食べ物を大切にする心の育成
  • 土や泥に触れることでの基礎感覚の向上
  • 稲作は日本の伝統であるとも言え、文化を知るきっかけになる

3. 栽培に適した植物の例

  • 育てやすい野菜(なす、きゅうり、小松菜)
  • 香りや味を楽しめるハーブ(バジル、ミント、パセリ)
  • 稲作(一年を通して変化がわかりやすく、初期の準備をしっかり行えば管理がしやすい)

ミニトマトや豆類などは保育園では誤飲などの要因から栽培は避けた方が良い食材に分類されます。ただ、環境設定次第で育てることは可能です。

日本人の主食であるお米を食育の栽培活動で取り入れることは子ども達にとって良い経験ができることは間違いない。保育士の先生だけで行うには難しさがあるが、プロの米農家さんに手伝ってもらうことで初期の準備への負担も軽減されしっかりとした収量が確保され1日分の給食を補うことも可能になる。

4. 栽培の進め方

  • 準備:土や種の選び方
  • 栽培:水やりや日光の管理
  • 観察:成長過程を記録し、子どもたちと共有
  • 収穫:収穫の喜びを体験させる

まずは育てる環境でのPHを計測する必要があります。PHは土壌が酸性なのかアルカリ性なのかを知ることができます、日本は雨が多いので土壌が酸性に傾きがちです。育てたい作物が酸性、アルカリ性どちらの土壌の方が育てやすいのかを調べます。

多くの植物はpH5.5~6.5の弱酸性を好みますので酸性に傾きすぎている場合には石灰を撒きPHを調整する必要があります。だいたいpHを1上げるのに1平方メートル当たり100~200グラム必要とされています。

石灰の種類

  • 消石灰:強いアルカリ性で、土壌のpHを迅速に上げる効果があります。ただし、過剰使用すると生育障害を引き起こす可能性があるため、注意が必要です
  • 苦土石灰:消石灰より穏やかなアルカリ性で、カルシウムとマグネシウムを補給できるため、多くの作物に適しています。pH調整と同時に、植物に必要なミネラルも供給できるため、生育促進にも効果があります
  • 有機石灰:カキガラやタマゴ殻など、自然素材から作られた石灰です。反応が穏やかで、土を固めず、土壌改良効果も期待できます

石灰にも種類がありますが、一番使いやすく入手しやすい苦土石灰がおすすめです。

使用する土は腐葉土をベースに有機肥料などをブレンドし行うと実がしっかりとなり、安定した収量が確保できる。育てる野菜、果物、米によっても変化するのでプロの意見を取り入れることをお勧めする。

5. 食育のポイント

  • 食べる前の「いただきます」の意味を一緒に考える
  • 食材の生産者や自然の恵みに感謝する気持ちを育む
  • 食事の時間に子どもたちと一緒に収穫した野菜を味わう

6. まとめ

  • 栽培活動を通じて子どもたちの食への関心と感謝の気持ちを育てることの大切さ
  • 保育園でできる簡単な取り組み例やアイデア
  • 育てる野菜によってはプロの意見を取り入れ実施すると良い

ravide[らびっと]が提供するべべライスとは?

bébéとはフランス語で赤ちゃんを意味し、赤ちゃんでも田んぼに触れることができるようにという思いで株式会社ravideと株式会社Naoriceの農家のKTさんが共同で行なっているサービスで、お米農家と食育のプロが全面サポートで保育園内に田んぼを作るプロジェクトです。

保育園で田んぼができる

保育園からバスに乗って田んぼに行かなくても、お米農家が保育園に来ます。最初の田んぼ作りから、稲の準備、病気対策、稲刈りまでをお米農家と一緒に子ども達が保育園で行うことができます。

農家のKT

株式会社Naoriceの代表、農家のKTはSNSの総フォロワー数9万人の農業の魅力を発信するお米農家で、愛知県半田市で安全安心なお米づくりを行なっている。祖父の遺志を継ぎ昔ながらの農業の良いところと現代の技術を用い唯一無二のおいしいお米作りに挑戦している農家のKT

保育園や幼稚園などで稲作をやってみたいけど、諦めていた方はご連絡ください。園庭がなくてもできます。