ありがとう MUFG PARK

2025-06-21

今回は、私たちが、約1年半お世話になりましたMUFG PARKでの最後のイベント「とうもろこし饅」企画の開催に先立ちまして、私のカレンダーを見返しながら少し思いで話をしようと思います。

ravideとMUFG PARK(以後ravide内での呼称「パーク」で記載)との出会いは、2023年9月の秋分の日に遡ります。パーク内にある「まちライブラリー」で働き始めた友だちを訪ねて、はじめてパークに足を運んだことがきっかけでした。賑わいのある吉祥寺駅周辺からバスに揺られて15分程でしょうか。武蔵野大学前で下車してすぐに、MUFGの貫禄を目の当たりにする重厚な門が目に入ります。

ここであっているのかな、と恐る恐る一歩足を踏み入れると、スッと空気が変わることを感じました。駅周辺に漂っていた空気とはまるでちがう。新鮮な空気は思わず深呼吸をしたくなり、背伸びを誘われました。この感覚は、この後、何度となく足を運んだ今でも変わりません。イベントのたびに、気持ちの良い空気で私たちを迎えてくれます。

広い芝生に、落ち着き放ったようにライブラリーの建築がどしっと腰を据え、浮き足立つ私を公園内に招き入れてくれるようでした。そんなパークの魅力に圧倒されている私の目に入ったのは「イベント開催者募集」の広告!ちょうどイベント開催の場所を探していた私たちは、翌日に迷わず電話をかけました。

2024年11月2日、木曜日。午前中に中目黒の保育園見学で大きな刺激をもらった私たちは、すでに大満足なご様子で、パークへ向かいました。ひとまずお話しできればいいか、そんな良い意味で軽やかな気持ちでした。

秋の温かくも爽やかな自然を感じるライブラリーのテラス席で私たちを迎え入れてくださったのが、パークの植栽管理、イベント統括をされている(株)石勝エクステリアの担当者さんでした。当時はまだ走り出しの会社で、あるのは「志」と、私たちを理解し、応援してくれる2つの保育園との関係性のみ。そんな、まだまだ未熟すぎる私たちの話を真摯に聞いてくださり、ravideの「食をツールに人の関係性をつくる」という理念と、パークの「公園を地域のコミュニティスペースにする」という思いが重なり、その場でイベント開催が決定しました。志がつながったとはいえ、ホームページもない、人脈もない、実績もない、無いもの尽くしの私たちを受け入れてくださった、パークと石勝エクステリアさんの懐の深さには、今でも感謝しかありません。軽やかな気持ちでいた私たちは、その日、確かな一歩を踏み出していたようです。

「初回はお試しとして軽めの企画で」というお話だったにもかかわらず、ravideがはじめに提案したのは「ちくわづくり」。今思えば、的外れもいいところな提案でした。最終的にはパーク近くの生産者さんである「新田農園さん」とのコラボ企画として、2024年1月27日に「ドレッシングづくり」イベントをライブラリーで開催しました。そこで大きな反響をいただいたことで、その後のイベント開催へつながり、一回の人数は16人から最大22人に増え、1日の回数も2回転から3回転に増えていき、明日、明後日の「もろこし饅」まで続くことになりました!

回を重ねるほどに、参加していただく人たちとの関係性の深まりを感じ、毎回参加してくださる方たちとは顔見知りになりました。「食をツールに人の関係性をつくる」「地域のコミュニティスペースに」という思いから、参加者の皆さん同士が交わるきっかけや工夫もイベント内で自然な形で提案してきました。1人で参加されていたおばあちゃんが、小さな子どもと同じテーブルで交流を深めたり、子どもたち同士で教えあったり、子育てをする保護者さん同士で会話が弾んだり…初対面だった人たちが会の終わりには、笑顔で会話している姿を見るたびに、素敵な空間だな〜と感じていました。そして、その場を共につくっていることへの、今までに味わったことのない、言葉にならない嬉しい気持ちを、私たちの方が味合わせていただきました。

春の筍ほり、夏の自由研究、「日本酒を詠む」日本酒と俳句のイベント、そして最初は即却下だった「ちくわづくり」もリベンジを果たすなど、1年半の中で約30回のイベントを開催してきました。どれも思い出深く、懐かしい。と言いたいところですが、いつも今に夢中で、必死に駆け抜ける忘れっぽい私たちは、毎回のイベント後にも1回転目が淡い記憶になっているほど燃え尽きています。笑

今では連携園も増え、社員も雇うことができるようになりました。今の私たちがあるのは間違いなく、MUFG PARKと石勝エクステリアさん、そしてイベントに参加いただいた皆さんのおかげです!

本当はイベントをずっと続けたい気持ちもありますが!特に「日本酒を詠む会」はまだまだ道半ばなのですが…パークとravideのお互いの次のステップを尊重し合うために、6月で最後のイベントになる運びとなりました。明日、明後日とパークでのラストダンスを皆さんと楽しみ尽くしたいと思います!これまでと変わらず、一回転ごとに夢中になり、燃え尽きたいと思います。

今日まで支えてくださったみなさんに心から感謝しています。ありがとうございました。それでは、またどこかのイベントで会いましょう!今後の動向はravideのInstagramでチェック!イベント開催のお申し込みは、こちらからお気軽にお問い合わせください。